神奈川県の花粉症発生源対策

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(厚木市にある無花粉スギの苗場)

冬の寒さ和らぎ春が近づいてくるのは嬉しいものです。

しかし花粉症に悩む方々にとっては、過ごしづらい季節の到来となります。。

近藤事務所にも花粉症対策を広域自治体である県で取り組めないのか、という声が多く寄せられます。

医学的な対策については申し上げられませんが、神奈川県の発生源対策について報告します。

花粉症の原因となる花粉は、スギ花粉が1番であり花粉症患者の7割といわれます。 広大なスギ林が生み出す花粉量の多さに起因し、全国の森林面積の約18%のスギ林が発生源であり対策は容易ではありません。

神奈川県では、自然環境保全センターにて「無花粉スギと無花粉ヒノキ」の研究を進めており「無花粉スギ」に関しては、すでにH16年に種子を生産しており、生産者が苗木を生産し各地で植樹が行われています。 生産の間に合わないものについても県内で生産されている苗木は、全て「花粉の少ないスギ」となっており現在首都圏で植樹されているスギは全て無花粉か花粉の少ない対策スギが植樹されています。

またH25年12月には全国で初めて全く花粉を飛散させない「無花粉ヒノキ」を発見し生産を進めています。 様々対策を進めるも花粉症がなくならないのは発生源の広さであります。 神奈川県の面積2416平方キロの約50%が森林でありますが、対策スギが植樹されるのは年間1~2ha(500~600本)に止まっています。 伐採適齢期になっても需要がない、もしくは運び出しが難しく運び出したとしても割高となることから流通しないというのが問題で、植え替えが進まないのです。 県産木材を積極的に使うことが花粉症の発生源対策につながることは間違いありません!

他方、県民の皆様から水源税をいただき整備を進める水源林では、針葉樹だけの森を間伐し広葉樹を植樹する混交林化が進んでおり、その整備面積は年間300ha~400haとなり首都圏においては特筆すべき進捗状況です。

近藤の地元逗子市と葉山町の約60%は緑地ですが過去に植樹された針葉樹は、まったく手が入っていないと言っていい状況であり、住宅都市での取り組みについては新たな対策を求めていきます。

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