逗子葉山で政策実現したい里山の管理伐採を上山口で行っていると言うので現場へ。
人の手を離れた里山の木々が高木化し、住宅や電線などを壊しかねい場所が多数あります。
また表土の薄い場所では高木化した木々が台風などの強風にあおられ倒木し崖崩れを誘発するからです。
所有者が管理すべきことですが、労力やお金がかかったり所有者が不明など里山の管理は思うようになかなかなりません。
この地は民間企業が所有しており、道沿い約50mの管理伐採に約140万円をかけて外注していました。
ラフター(重機)の借上げ金額が8万円/日、オペレーターやゴンドラ作業員に枝打した木の処理等で6人、作業も1日だけではありませんからこの様な金額となるのでしょう。
民間企業の所有林だからなせる技であり、一般の里山所有者がこの金額を払えるとは思えません。
葉山町は自治体でも珍しい危険木の剪定に1エリア上限10万円で作業代の1/2補助を行なっていますが、里山の面的な再生に使えるものではありません。
国や自治体で、自然のもつ多様な力を活用してまちづくりを進めるグリーンインフラの考え方をもっと導入すべきであります。
里山を管理伐採することにより木の根張りによる斜面地の固定、新たな萌芽による二酸化炭素の固定化推進、森林機能である保水力の強化に景観維持など。
県議会でも政策提案し、グリーンインフラの考え方が「地域防災計画」に位置付けられたり、国でも新たに「所要者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」が創設されました。
新たな財源である森林環境税も市町に交付されるようになりました。
既存の森林・山村多面的機能発揮対策交付金とあらゆる政策を導入して、豊かな自然と共生するまちであり続けたい。
もう一つ考えているのがバイオマス発電を行う民間企業との連携です。
県森林組合が連携をし始めており、現在調査をしていますのであらためてアップします。
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