近藤大輔事務所より、「神奈川県産の放射能検出について」

福島第一原子力発電所の事故から4カ月以上が経過し、
神奈川県の食品や乳牛、土壌などの放射性物質の測定値が、
事故直後に比べ数値が低くなり不検出のものも多くなってきました。

が、7月15日魚、7月20日に果物で放射性セシウムが検出されました。

7月15日 ヤマトカマス(鎌倉地先:鎌倉市) 
放射性ヨウ素/不検出 放射性セシウム/3.5 
核種別放射能濃度[Bq(ベクレル)/kg)]) 
検査機関/(独)水産総合研究センター中央水産研究所  

7月20日 ブドウ(相模原市 露地)
放射性ヨウ素/不検出 放射性セシウム/1.4 
(核種別放射能濃度[Bq(ベクレル)/kg)]) 
検査機関/相模原市実施(市衛生試験所)

7月20日 なし(相模原市 露地)
放射性ヨウ素/不検出 放射性セシウム/ 2.3 
(核種別放射能濃度[Bq(ベクレル)/kg)]) 
検査機関/相模原市実施(市衛生試験所)

(神奈川県より)

厚木市では20日の空間放射線量は0.04~0.05μSv/h(マイクロシーベルトと高くない。
ここ最近は源乳・肉・卵は放射性物質は不検出が続いていた。
だが野菜と魚に関しては、検出されることがある。

今回のなし・ぶどうは台風6号の影響で雨によって
大気中の放射能物質が付着したのと、
土壌が汚染されていたのか…。
放射能物質は土の表層にたまるため、
深く根を生やす果樹には移行しにくいと考えられる。
果樹園は土壌を耕さないので、汚染物質が地中で混ざるとは考えられない。
基準値は、皮を含めた可食部分で設定されており、皮をむけばより安心だ。

カマスは小型回遊魚であり肉食だから食物連鎖で放射能物質が蓄積されてしまったのだろうか。

この結果は3月12日の福島原発の爆発の被害が、
いかに大きいかがわかる。
生きることは食べること。
食の安全は今までもこれからも我々の大きな課題だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です