終戦の日、横浜シネマリンへ小林正樹監督の約5時間のドキュメンタリー映画「東京裁判」を観てきました。
私はこれまで極東国際軍事裁判いわゆる「東京裁判」は戦勝国アメリカによる敗戦国日本を一方的に裁く裁判であり、インドのパール判事の主張が的を射ていると理解していました。
しかしこのドキュメンタリーを観て、裁判が何年にも及んでいたことや人類がもたらす最大の愚行「戦争」の本質、日本の軍国主義の歩みや当時の激動の世界情勢について再認識させられました。
国際連合検察団と弁護団の主張は、生々しい緊迫感があり、歴史の瞬間に立ち会っているかのような錯覚を覚えました。
アメリカの弁護士が原爆を使った自国の検察を指弾したり、太平洋戦争開戦となる真珠湾攻撃は奇襲ではないとする主張などもあり。
裁判長の裁判の進め方や判決は、やはり戦勝国が開いた裁判でありましたが。
満州事変に始まり今もなお戦争・紛争の絶えぬ世界に強烈なメッセージを放つ傑作です。
考えさせられる事が多々あり、もう一度観たい。
横浜シネマリンでの上映は8月19日まで。
当たり前の生活を当たり前に享受できる毎日を大切にします。
#終戦の日 #東京裁判 #パール判事