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洋之介ファンフェスタ


佐久間洋之介、葉山いや日本の誇るビッグウェーバーであり地球環境を守るために様々なアクションをおこしていた活動家でもあった。
近藤と洋之介の出会いは、忘れる事の出来ない強烈なものであった。
洋之介たちは、沖縄伝統の木造漁船「サバニ」で沖縄から葉山を目指し漕ぎつづけ、しかも電子機器を使わず星をみて航路を決めるスターコンパスで葉山町一色海岸に現れたからだ。
サメの油で黒光りする木船は、原始的であり航海にむいているとは到底思えないものであった。
真っ黒に日焼けした屈強な体をした漕ぎ手の中に洋之介がいて、水平線の向こうからサバニが現れた時は、他の時代にタイムスリップしたのかと思った。
真っ黒に日焼けした体とニコニコ人懐っこい笑顔から時折見える白い歯が印象的だった。
洋之介が葉山名島沖で不慮の事故でなくなってから5年がたった。
洋之介たるものが海で亡くなるはずはないと仲間達総出で海を探索したのが昨日の事のようだ。

洋之介ファンフェスタは、「自然の大切さを子どもたちに伝える」という彼の意思を引き継いで、マリンスポーツを子どもたちに楽しんでもらうというイベントだ。
子どもたちは、地元のマリンスポーツを愛する仲間達にサポートされながら、サーフィンやボディーボード、シーカヤック、サバニなどを楽しんでいた。
その他にもライフセーバーによる救命デモンストレーションや乗馬体験など盛り沢山のイベントだった、

開催場所の葉山・大浜海岸沖には、台風と様々な条件がそろった時だけにおきる奇跡のビッグウェーブポイントがある。
沖にのびる磯にうねりがあたり津波のような波が入るのだが、隠れ根を知りアウトまで出れる筋力そして波をつかむ技を持ち合わした限られたものだけに許されるポイントだ。
近藤が最後に入ったのは8年前で、最近は条件がそろわずブレイクしていない。今年は、台風が来ない。
本来なら20号がくる頃だが、最近は3つの台風をあわせたような大きなのが10月頃に来る。
間違いなく地球環境の変化であり、洋之介が生きていたら様々なアクションをおこしていただろう。
残された者にかせられた物は大きい。
兄の意思を引き継ぎ、ファンフェスタをまとめる泰介の活動には目を見張る物がある。
近藤も活動を加速させたい。


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