県議会議員の議員定数を考える
- 2010.11.30
- 活動レポート
30日、第4回目となる神奈川県議会議員定数等検討委員会が開催されました。
これまで議員例数を定める論拠の調査をしてきましたが、最終的には立法の府(議会)に全権が委ねられているというのが近藤の見解です。
議会によって「議員定数条例」を改正すれば議員定数はかわります。
定数変更については県民意識も高く、県民理解を得るためには解りやすい論拠が必要と考えています。
近藤は、人口要件で決めるべきと考えます。
1票の格差が5倍に達した先の参議院選挙を「違憲」とする高等裁判所の判断が先日も出されています。
県民10万人に対して県議会議員1人。
神奈川県民が約900万人ですから県議会定数は90人となり17人の減員となります。
近藤の選挙区は、逗子市と葉山町の2つの行政区にわかれる県内選挙区でも唯一の強制合区であり1人しか選ばれない激戦区です。住民は9万人強であり「住民と直接的になんとかコミュニケーションがもてる規模である」という実感からの提案です。
次回開催は12月17日であり、検討委員会に参加していない非交渉会派からの意見を聴取しますがこれで検討委員会での調査は終了となり、その先は具体的に定数を何人に定めるのかという議論に入ります。
検討委員会では、来年4月に行われる県議会議員選挙までに結論をだす方針ですが、県選挙管理委員会は、事務手続きもあり2月下旬に行われる政党説明会・選挙長等事務説明会の前までに定数確定をしたいという考えを持っています。
悩ましいのが10月に行われた国勢調査です。
公職選挙法では、直近で行われた国勢調査よる人口に基づいて各選挙区の定数を定める決まりになっており、速報が発表されるのが2月ごろとかなり曖昧だからです。
現在、平成17年の国勢調査が直近のものであり県人口の確定値は879万1590人、平成22年9月の推計値とでは23万8千人以上もの乖離がありこの事からも22年国勢調査に基づいて定数を定めるべきと考えます。
以上のことは、あくまでも近藤の私見であり検討委員会の考えではない事を申し添えます。