5日、葉山町の一色海岸にエチゼンクラゲが打ち上がっているのを住民が発見し、連絡があったので確認に行きました。
すぐに駆けつけたのですがエチゼンクラゲを確認することはできませんでした。
先月の28日頃から、葉山沖や芦谷沖での目撃情報を耳にし、気にかけていたのでとても残念です。
本来の繁殖地は黄海および渤海であると言われ、個体群の一部が海流にのって日本海に流入します。対馬海流に乗り、津軽海峡から太平洋に流入したり、豊後水道でも確認された例もあります。本来、葉山の海にいるはずのないエチゼンクラゲに、地元漁師は地球環境の変化を心配していました。
エチゼンクラゲは最近、大量発生が問題になっています。エチゼンクラゲは大型の食用クラゲの一種で、傘の直径が2m、重さ150kgにもなるのです。
そんな、大きなクラゲが大量発生すると、巨大な郡となり漁網に充満するなどし、
底曵網や定置網といったクラゲ漁を目的としない漁業の妨害となります。
大量発生の原因の1つに地球温暖化も挙げられています。
昨日は、逗子市を流れる田越川でサケが泳いでいるのが確認されています。
近藤も地球環境の変化が心配であり、生態系や漁業に与える影響等の調査を始めます。
住民の方が撮ったエチゼンクラゲの写真。