12月10日、近藤が松澤知事に対して一般質問を行います。
場所は、県庁新庁舎にある本会議場で、13時からスタートです。
新庁舎8階で受付をすれば、そのまま本会議場傍聴席に入れます。
質疑時間は、約1時間で5項目の質問を行います。
1点目は、原子力災害対策について
在日米海軍の司令部がある横須賀基地には、原子力空母ジョージワシントンや原子力潜水艦が多数寄港していることから、衝突事故や放射能漏れなど最悪の事態を想定した原子力事故対策の強化について質します。
具体的には、放射線被ばくによる甲状腺ガンに有効とされる「安定ヨウ素剤」の備蓄量の見直しや各家庭に備蓄するように求めます。
また、緊急時の拠点施設となるオフサイトセンターの設置についても質します。
国は、原子力事故の影響距離を10キロとしていますが、民間団体では、165キロ影響があると主張しているものもあります。
県民の生命を守るための危機管理について知事の所見を伺います。
2点目は、基地対策について
知事は、全国基地問題渉外知事会の会長でもあり、ワシントンDCを訪問し、日米地位協定の見直しや環境特別協定の締結など日米両国政府に対して積極的な提案を行ってきています。今回は、逗子市と横浜市にまたがる池子米軍家族住宅の追加建設と国の示した約40ヘクタールの返還案等について、今後どの様に取り組んでいくのか質します。
具体的には、追加建設などに協力することを前提にした返還ではなく日米地位協定に基づき使用していない土地は返還すべきである事を訴え、日米合同委員会で先に返還が合意されるように求めます。
また、池子の森は鎌倉の世界遺産登録とも密接にかかわり弾薬庫など近代歴史遺産も多数残されていることから、県が中心に進めている国営公園誘致活動を積極的に進め、保全活用するように提案します。
3点目は、相模湾における海岸保全対策について
本年10月に神奈川県を襲った台風18号は、相模湾岸東部に大きな被害を与えました。
平成19年に近藤が知事から答えを引き出した、海岸ごとの海岸保全計画の早期策定と施策の早期実施について質します。また、相模湾岸の砂浜の減少が著しいことから、ダムの堆積砂を利用した積極的な砂浜回復についても提案します。
4点目は、観光振興について
本年9月に「神奈川県観光振興条例」が制定され、県は、現在観光振興計画の策定に取り組んでいます。本県の海岸線の総延長は429キロあり、海岸の活用による観光振興策について質問します。
具体的には、沿岸に点在する港を海上交通で結び、港を観光拠点としてとらえるように提案します。観光交通の多様化は、来訪者にも大きな魅力となすはずです。
5点目は、税制度を活用したNPO支援策について
現在、神奈川県には2300余りのNPO団体があり、県民サービスの向上のための重要な存在となっています。NPO団体がさらに力をつけ活動を充実させていくことが必要でありますが、団体からは、経済的支援を求める声が多く寄せられています。
今回、近藤からは、県民からの寄付によるNPO支援を提案します。
具体的には、寄付者に対して税の減免・優遇措置が受けられるように「ふるさと納税制度」を活用した税制度の整備を求めます。寄付者にも税の優遇があり、NPOも活動が充実するというものであります!!
皆様のご来場をお待ちしています。