砂は海岸の浸食が進む西側の浜(海を見て右側)に置かれますが、
今年は台風の接近が少なく、秋から冬にかけての強い風も少ないため、
置砂の多くは残ったままでした。
逗子マリン連盟の方々とも意見交換をしましたが、
葉山新港の防波堤が延伸されてから、
東浜の方へ砂が溜まるようになったとのことです。
東浜が広く、遠浅になってきている事は、私も感じていました。
漁港や防波堤など、海中に人工物を入れることで、
漂砂の流れが大きく変わり、人工物の周りには砂が溜まるものの、
その周辺の砂は減ることが県の調査からもわかります。
近藤は松沢知事に対して、
ヘッドランドや離岸堤などの人工物による海岸保全ではなく、
ダムの堆積砂等を利用した養浜による海岸保全を訴えてきました。
知事からは養浜を中心とした海岸保全策を進めることが約束され、
現在県では、2010年までに各海岸に合った海岸保全計画を
策定する作業が進められています。
西浜の置砂と逗子海岸の夕日