明日2月22日10時から逗子市役所5階会議室にて市民防災セミナーが開かれます。
それに先駆けて行われた展示会を見てきました。
赤色立体地図で表した逗子エリアの地形図の展示で、赤色立体地図とは等高線を使わずに地形を色で表しており、視覚的に理解できるものです。地形の赤系の所が高い場所、青系が土地の低い場所ということです。
こうして見てみると、逗子市内中心部から海沿いにかけて真っ青、つまり土地が異常に低い事が分かります。
次に岩手県の石巻市の、津波による被害の変化図です。
(津波前)土地の高い赤色が濃い部分が多いのですが、
(津波後)赤色が薄くなり、周辺の土地は真っ青になっています。
津波で低い土地が削られてしまった事を物語っていますが、
石巻市とよく似た地形の逗子市でも、津波が起きた場合同じような現象が起こる可能性があるとされています。
大地震が来る可能性はごく稀ですが、しかし毎年来る台風や大雨・大雪等で水害が起きた場合同じ現象が起こる危険性があるのだそうです。
次の関東大震災8日後にアメリカ海軍が撮影した逗子の写真では、地震後津波が来た様子が分かります。
現在の逗子郵便局の付近まで津波が到達し、土地の液状化も激しかったそうです。
改めて海のある町だと言うことを考えさせられる展示でした。
明日のセミナーでは、この赤色立体地図の第一人者の千葉氏が、地図や逗子エリアの地形の話や災害など多岐に渡った講演をします。今回の写真も展示されますので、ぜひ講習会に参加してみて下さい。
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市民防災セミナー 講演会
「地形から読み解く自然災害」 講師:千葉達朗氏(アジア航測技師長)
2月22日(土)10時~12時、逗子市役所 *参加無料
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今年の3月11日で、東日本大震災から丸3年経ちます。
徐々に薄れてゆく防災意識を、今又自分の暮らす土地について正しい認識を持ち、災害への備えを見直す事が大切だと考えます。