鳥獣保護委員の亀岡さんより、
サンコウチョウの巣が壊れてしまっていると報告を受けました。
原因は分かりませんが、もちろん卵は孵化する事はなく
大切な命がなくなりました。
先月、自分自身の目でサンコウチョウが卵を抱卵している姿を確認した
巣だったので、とても残念です。
しかし、私が確認した近くの木にまた新たに巣を作り始めたという報告も
聞けたので、今回こそは無事、雛に孵る事を祈っていました。
ところがその作り始めた巣さえもなくなってしまったという報告を本日受けました。
亀岡さんのお話しによると、サンコウチョウの巣は人間の手によって壊され、
奪われてしまったとの事。
サンコウチョウは森の中の高い木に巣を作る鳥なので、
高い確率で孵化し巣立ちする鳥です。
もちろん、サンコウチョウにも天敵のヘビや台湾リスはいますが
今回は人間の手によって奪われたとしか考えられない状況だったそうです。
鳥の巣を集めるマニアの間では、
サンコウチョウの巣は3万円~7万円で取引されていて、
サンコウチョウが森に卵を産みに来る時期を狙い,盗んでいくとの事です。
県議会において近藤は鹿や猿などの鳥獣被害対策の条例案を作成する
プロジェクトリダーでありますが鳥獣被害対策だけではなく、
今回のサンコウチョウの話を聞き、
鳥獣保護対策も検討する必要性を強く感じました。
大切な命を人間の手によって奪う事は決して許される事ではありません。
鳥や動物、そして自然と共存していく事が現状では難しい状況に
なりつつありますが私はこの素晴らしい自然を次世代に残す為に
今後も活動を加速していきます。
サンコウチョウが日本に居るのは8月頃までです。
きっとまた新しい巣を作り、無事巣立ちして旅立つ事を願うばかりです。