15日、三浦半島中央道路の逗子区間(トンネル工事)早期着工を求める、
葉桜自治会の方々と意見交換をしました。
三浦半島は谷戸が多い等、地理的な要因があり道路交通網の整備が難しく、
幹線道路も少ないため交通渋滞解消や道路安全対策が常に求められています。
昨年は、横浜横須賀道路が馬堀まで延伸されるなどしましたが、
まだ多くの対策箇所が残されています。
三浦半島の縦軸となる総延長約10kmの三浦半島中央道路は、
交通問題を解消する県の重要整備路線にも指定されています。
既に約2㎞の葉山区間が供用されていますが、
延伸工事が進まないため閑静な住宅街が車両の抜け道となっており、
同地区の自治会より安全対策や延伸の早期実現を求められました。
自治会の交通量調査によると、葉桜地区で上下線あわせて1日約6700台の通過車両があり、
ピーク時には15分間で200台以上の車が行き来し、約7割が抜け道として利用する車両との事です。
近藤も現地を視察しましたが、そもそも幹線道路として整備されていない
住宅街の道を多くの車が通過する事からまずは安全対策強化が必要だと感じました。
県では、平成27年度までに逗子区間のトンネル工事に着工する予定であり、
延伸に伴い影響のある地区の自治会説明会を開催してきましたが、
トンネルの出入り口付近の自治会からは説明会をボイコットされるなど理解が得られずにいます。
逗子側のトンネルの出入り口は、
現状でも十字路が変則的に重なり慢性的に渋滞を引き起こしているため近隣住民の理解を得るためには、
様々な情報やデーター等が必要であり誠意をもって対応するように常任委員会でも指摘をしてきました。
中央道逗子区間のトンネルは、逗子市と葉山町の行政サービスを劇的に向上させる可能性があり、
県と協調して住民の理解を得られるように行動してほしい。
例えばゴミの共同処理や消防に救急医療、中学校給食配給等、
逗子市葉山町の広域連携によるコストダウンやサービス向上、新規事業展開等、様々な行財政改革が考えられます。
両首長には、中央道延伸が実現した場合の行革メリットを考えた上で、現状の政策判断をするように申し上げています。
あわせて、中央道延伸に着工できれば、逗葉新道の無料化に向けた議論を本格化する旨の答弁を県土整備部より引き出している事も付言しておきます。
逗子側トンネル出入口付近