同機構は横須賀に本部を置き、
東京・ワシントン事務所と高知・横浜・むつ研究所、
沖縄国際海洋環境情報センターで組織構成され、
温暖化に代表される地球規模の環境変動を解明・予測するために
様々な研究を進めています。
水深40000mの海底から7000m掘削し、
地質資料を取得する地球深部探査船「ちきゅう」や、
有人潜水船として潜航深度世界一の「しんかい6500」をはじめ、
多数の海洋調査船を保有しており、世界トップクラスの調査技術を有しています。
中でもスーパーコンピューター(1秒間に40兆回の演算機能)「地球シュミレーター」は、
複雑に絡み合い生じている地球の諸現象をシュミレーション研究によって解明し、
地球温暖化等による地球の未来の姿を的確に映し出す事が出来ます。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)評価報告書に絶大なる貢献を果たしており、
日本の誇る国際的研究機関と言えます。
直径3mの大型半球スクリーンに地球を映し出す映像展示室等もあり、
土日には一般開放も行っているとの事です。
迫力あるシュミレーション映像は、
地球温暖化による環境変動の大きさを再認識させられます。
神奈川県では現在「地球温暖化対策推進条例(仮称)」の策定を目指していますが、
同機構と連携して検討する事により一層の具体性と実効性が担保されると考えます。
環境の世紀、21世紀をリードする海洋研究開発機構を皆様も訪れてはいかがでしょうか。
海洋研究開発機構のHPはこちらから
(写真は海洋研究開発機構にある地球情報館の映像展示室)