認知症サポーターになりました。

厚生労働省では、平成17年度から
「認知症を知り地域を作る10カ年」キャンペーンを開始し、
100万人の認知症サポーターの養成を目指しています。
現在、全国で約60万人のサポーターが誕生しており、
神奈川県には約19000人のサポーターがいます。
誰もが、尊厳をもって最期まで自分らしくありたいと望みます。
この願いをはばみ、老後の不安となっているのが「認知症」です。
認知症は誰にも起こりうる「脳の病気」として理解することが重要!
85歳以上では4人に1人にその症状があるといわれ、
日本で169万人方が認知症とのこと、
今後20年で倍増することが予想されています。

時間の経過や家のトイレの場所、息子が知らない人になってしまうなどの見当識障害。
徘徊などの行動障害。
通帳など保管場所の物忘れや物が盗まれたとおもう被害妄想など症状は様々。
サポーター講座を受講し驚いたのは「認知症の人は漠然と自覚している」ということ。
「誰よりも不安で苦しく悲しんでいるのは本人」であり、
自己防衛のため妄想や周りの理解不足から
尊厳を傷つけられうつ病や暴力行為などをしてしまうとのこと。
認知症は進行性の病気であり、早い段階で専門家医に診てもらうことが重要です。
早期治療による回復、薬により症状の進行を遅らせることができます。
認知症による失敗の連続を温かく見守り、
手を差し伸べることで認知症の進行を遅らせることも出来るとのことです。
超高齢社会を迎えようとする日本にとって認知症は重要課題の一つです。
認知症の人の障害を理解し、その人ができない事を補えれば、
自分で出来ることも増え、尊厳をもっておだやかに暮らしていくことができます。
人と接することの多い地域の警察官や商店街の方が認知症サポーターとなれば、
認知症の人やその家族にとっても心強いはずです。
サポーター講座を受講した人は、
「認知症の人を支援します」という意思を示す目印の「オレンジリング」がもらえます!
さりげなくオレンジリングをつけて皆で安心して暮らせるまちを作っていきましょう!!
講座の受講は、各市町村の高齢福祉課までお問い合わせください。

(受講風景・認知症サポーターになるともらえるオレンジリング)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です